KATOのブログ

映像や音楽、その他思いついたこといろいろ

夢中になるってなんだろう

 

こんにちは。KATOです。

  

何をしていても楽しくないと感じる今日この頃。

楽しくないから何もしない。

あわよくば仕事もしたくはないのだが、それは流石にマズイので嫌々ながらもやる日々。
それでも集中出来なかったので気分は乗らなかったが気晴らしに映画を観た。

 

福山主演のスクープという映画。

 

大して面白くなかった。

 

昔は夢を持ってカメラを手にした福山もとい静が、気がついたら中年パパラッチとしてうだつの上がらない日々を送っている。ある日、新しく配属になった女の子を教育する中で喧嘩しながらも色々考えさせられる事があり…と、典型的なバディものの映画である。

 

主人公の福山もとい静は、元々アーティストを目指していた。そして挫折している。
だが、今の仕事も長いしそこそこ楽しくお金もまぁまぁ。歳も中年でこれから何かを頑張る意欲もない。とまぁ随分と投げやりな感じだった。

 

オチはないし展開もこじつけ感の強いありがちな邦画。
だがそんな映画にも一つは面白い場面があるものである。
物語後半に福山もとい静がポロっと言う。

 

「でも結局俺にはカメラしかないんだよなぁ」

 

決してカッコつけて言っているわけではない。


よくある感じで、仲が悪かったのに恋仲になる新人の女、裸、朝方のベッド。これまたよくある感じで昔大事にしてたライカを引っ張り出してきて「昔の夢追いかけないんですか?」的なセリフ。それに対して、これまたよくある感じで「俺もう若くないし」的なことを言ったあとに一息ついてこの一言が出てくるのである。

流れは臭かったが、このセリフが僕にはリアルに感じた。

 

昔の輝いていた頃の自分が使っていたのもカメラ。今の雑な仕事で使っているのもカメラ。腐ってもカメラの仕事を続けることしか出来ない。

同じモノを持っていても、人によって出来ることには雲泥の差がある。
夢を描くこともできる、堅実に生きることも出来る、中途半端にも趣味で終わらせることも出来る道具、カメラ。
静は青森から東京を目指していたはずが、道半ば、茨城辺りで落ち着いてしまったといったところだろうか。
自分はとっくにくすんで、可能性をもったカメラだけが、いつまでも淡く光を放つ。

 

昔はギターが楽しかった。それこそ夢中になって一日10時間も弾いていた。
でもいつしか上達していくと、その先について考え出す。
これを続けた先に一体何を求めているのか。
この道で合っているのか?向いているのか?幸せになるのか?本当にこれが好きなのか。
途端に打ち込めなくなった。


ご飯を食べることにすらそんなことを考え出す。


夢中になれるものがほしい。

 

 

 

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